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    • 2013.11.17 Sunday
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    ラジ&ピース

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      評価:
      絲山 秋子
      講談社
      ¥ 1,365
      (2008-07-31)

      個人的にはすごく雰囲気とか、流れとかが好きな本。
      こういうの、退屈だと思う人もたくさんいるとおもうけど。

      ゆっくりした清潔な健全な変化。
      いいことも悪いことも許容するすることを体感して学んでいく。

      群馬のFMラジオで、「ラジ&ピース」と言う番組のパーソナリティーを勤める野枝。
      偶然の出会いや、ラジオを通じて知り合った人々に感化されつつ、
      昔の唯一の人の思い出を探る。
      ラジオのカフスイッチをいれると普段はまるで無口で愛想のない野枝が
      よどみなく、ユーモアをまじえつつ、しゃべる。
      二重人格のようで、そこでしゃべることはうそもたくさん含まれていて
      でもそれをきちんと仕事として割り切ってできるのはすごいと思う。
      仕事場では別人、と言う人は少なくないと思う。私もその一人だし。
      ただ、それなら会社を出るまで、会社の人間と離れるまでは
      その仮面を付け続けるのだけど、私なら。
      スイッチが切り替わるように(その通りなのだけど、この場合)
      人格を変える瞬間を他の人に見られるのは恥ずかしいと思ってしまう。

      『感情を抑える必要もない。音楽のように豊かに溢れ出せばいい。悲しみも喜びもときには怒りだって。
      たまには踏み外したっていい。』
      この文章がすごく好きだ。


      ただ、難点を挙げるとすれば、
      身内でも昔からの友人でもないのに、
      こんな愛想のない人間を拒否した人間に付きまとって変えようとしてくれるような人間、
      「パーソナリティー」と「リスナー」というあるいみ主従関係のような始まりから入った人間関係なのに
      特別扱いしないで、優しく接してくれる人間、
      こんな人たち、いねーよ!と思ってしまう。

      哀れみを誘わないこういう人間は、現実世界では「君なら一人で生きていけるよね」で終わりだと思う。
      世の中そんなに甘くない。

      でもだからこそ、こういうストーリーは心温まるね。



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