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    • 2013.11.17 Sunday
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    共喰い

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      評価:
      田中 慎弥
      集英社
      ¥ 1,050
      (2012-01-27)

      はっきり言って、気持ち悪い。生理的に。
      でも、星5をつけざるを得ないという感じ。
      文章はとにかくうまい。
      内容も光っている。
      んでもって、やっぱり気持ち悪い。
      そこまでざわめかせるのはやはり「いい小説」だからなんだろうなあ。

      「共喰い」と「第三紀層の魚」の二編。
      「第三紀層の魚」の方は比較的柔らかい。
      良心を描いた作品。

      「共喰い」
      川辺に縛り付けられたような生活をしている家族。
      生みの母、仁子さんが営む魚屋。
      彼女とは離れて父の円、彼と住む琴子さん、そして主人公の遠馬。
      ろくでなしの父親。
      女のもとを渡り歩き、必ずセックスの時に殴りつける。
      円の「種」である遠馬。恋人の千種。
      過剰に思える性欲を持て余し、同時に自分が父のようになってしまうのを恐れる。
      いいとか悪いとか通り越して円が見せつける現実。

      「第三紀層の魚」
      ぼけてはいないが寝たきりの曽祖父の面倒を見る祖母。
      信道から見たらすべて血縁だが、
      祖父が死に、彼らの息子である父がなくなった残りの人間には血のつながりがない。
      皆、優しいと思った。
      色々と内心は思うところがあるだろうが、
      それでもそこにいる人間を大切にできる人たちばかりだと思った。


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