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    • 2013.11.17 Sunday
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    神変―役小角絵巻

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      評価:
      山本 兼一
      中央公論新社
      ¥ 1,785
      (2011-07)

      歴史物?とは少し違うような。
      今までの山本さんの作品とは少し毛色が違う。

      日本が「国」になる直前の物語。

      とても面白かった。
      文章はかたいのだけど、読みやすく、
      続きは続きは、とどんどん読み進めてしまう。
      強い力を持つためにはそれなりの修行が必要なのだろうけど、
      今の時代にはここまで自分を追い詰めるような人間はもういないんじゃないか。
      人ならぬ力を手に入れた小角でさえ、ひどく人間らしい。
      人間はどこまで行っても人間なのだなあと感じた。

      葛城の山に住まう民たち。
      小角や仲間たちは誰からも支配することなく、されることもなく
      山川を駆けて暮らす。
      幼い頃から千里眼を持つ小角。

      天地がじぶんたちの所有物であると宣言し、
      大きな京を作り、民たちから税をとり、使役にかりだす飛鳥の連中。
      自らを「天皇(すめらみこと)」と名乗る。

      彼らのやり方に反発した小角たちは、彼らへの供え物を奪い、
      新たな京建設の邪魔をする。
      小角を目の敵にする皇らも山に大量の人間を送り込み襲ってきた。

      大切な家族、妻、息子たち、仲間。
      彼らを守るために小角は山へこもる。
      祈りを捧げ、強大な力を手にする。

      人間の支配する力は神よりもすごいのかもしれない。
      欲望と恐れ、保身。
      支配を目指さない小角は力をひけらかすこともない。

      現代ではもはや人が祈りを捧げる時代ではない。
      彼らのように強くはないから、ある程度支配されているこの世の方が生きやすいのかもしれない。


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