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    ダナエ

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      評価:
      藤原 伊織
      文藝春秋
      ¥ 1,300
      (2007-01)

      藤原伊織さんが生前私が既に何冊か読んだ本があり
      その後逝去された数少ない作家さんの一人。
      私は比較的若い人の作品を読みがちなので、
      新作を待ちわびることがあっても、
      その人の作品が永遠に読めなくなると言うことはあまりない。
      そういう意味ではとても印象深い作家さんだ。
      もう一人大きく印象に残っているのは鷺沢萌さん。

      藤原さんの本は、長編ミステリーが多い。
      この作品は、短編ミステリー集。
      短編といいつつ比較的長いけどね!

      表題作「ダナエ」の他は、「まぼろしの虹」、「水母」
      私が一番好きなのは、「まぼろしの虹」かなぁ。
      「ダナエ」は、画家である宇佐美の個展が開かれている最中に
      作品の一つが壊される。
      その犯人の正体、宇佐美の過去を暴きながら解明していくミステリー。

      「まぼろしの虹」は、連れ子の再婚同士の親を持つ姉佐紀と弟浩平。
      長い時間の間に両親の仲は冷え切り、さらに母親には恋人らしき存在がいることを知る。
      CMプロダクションに勤める浩平は偶然母親の相手の噂を聞くことになり、調べていく。

      藤原節というか、独特のストーリー展開があるね。
      半ば強引とも言える真実というか。
      ミステリは、読者に解かせるのを目的として書かれたものと、
      作者の頭の中で練り上げられたストーリーをただ書き記したものとあると思うのだけど、
      藤原さんのものは、間違いなく後者。
      まぁちょっと、そんなばかななんて思わない箇所もないこともないよね。

      ただ、やっぱりすごいなぁと思うのは、
      引き込ませる力がとても強いこと。
      ばかな、なんて思うけど、それでも最後まで気になってぶっ飛ばしで読んでしまう。
      それでもねー、短編ではもったいないよ。
      もう突っ込みどころが多すぎてしまう。
      わりと、人物背景やストーリー背景を広げがちなので、
      納得できるまで全部説明して欲しくなってしまう。
      短編だと、その一部しか描かれなくて、
      「あれ?あそこに書かれていたあれは何だった?特に意味なし?書いただけ?」
      見たいなところがちらほら・・・。

      まぁそれでもなんだか引き込まれるんですよ。うん。
      とくに「まぼろしの虹」の方が突っ込みどころ満載なのだけど、
      こちらの方がなんだか好きなんだよなぁ。理由はよくわからないけど。


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