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    • 2013.11.17 Sunday
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    不恰好な朝の馬

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      評価:
      井上 荒野
      講談社
      ¥ 1,680
      (2006-10-31)
      短編集。
      主人公たちは互いに少しずつつながりをもっている。

      ある団地に住む主婦、その娘の友人、主婦の夫、娘の友人の彼である美術教師、彼らがよく使う喫茶店の女亭主・・・
      といった具合。
      それぞれの物語の中で、近しい人意外はあまり具体的には描写されていない。
      少しだけ登場して、彼らが主人公となった時に初めて抱えている問題を写す、と言う感じ。

      井上荒野さんの本は日常のちょっとした不穏を書いていることが多い。
      そういうテーマの本は好きだし、よく読むけれど、
      この作品は彼女の作品の中では一番物足りないと言うのが正直な感想。
      面白くないわけではない。
      さくさく読めるし、こういうつながりでこういう人かーと言うのが見えてくるとすっきりする。
      だけど、もう少し深みというか、心理描写だったり、背景から見えるものだったりがあってもいいかな
      と思った。
      普通なんだけど、普通じゃないとか、
      逆にものすごーく普通なんだけど、それを「あるある!」っていえるとか
      そういうものが少し足りなかった、気がする。

      表面をさらっと撫でて、その下の波をなんとなく感じる。
      そんなかんじ。

      でも、文体とか、登場人物はとても好きなんだな。
      憎むべき人はいないし、みんな自然体だし。
      本当にこんなつながりの人たちありそうだし。
      きっと自分や他人もこうやって気を遣ったり遣われたりして
      人間ネットワークができているんだろうなぁと思った。

      次回作も読みたい。


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