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    草にすわる

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      評価:
      白石 一文
      光文社
      ¥ 1,365
      (2003-08-21)

      「草にすわる」「砂の城」の二編からなる。

      テーマは、「生きることそのものの祝福」両方とも。

      白石一文さんの本はほんとーに久しぶり。
      以前に何冊か読んだ。
      言いたいこと、作家さんのくせって話が変わってもある程度共通していると思う。
      普通の作家さんなら。
      話を完全に「作っている」人はちょっと違うけど。
      ほとんどの作家さんはある程度書きたいテーマが決まっていて、
      自分の経験や思ったことをそれに織り交ぜてプロットを作る。
      それの色づけ方法をちょっとずつかえるようなもんだと思っている。私は。
      そんで、この人はそれが他の作家さんよりも「書きたいテーマ」が明確。明確すぎる。

      それでも、以前のものよりは軽く、ストーリー重視になっていると思う。
      逆に言えば、純粋に書きたいものを書きたいように書いているわけではないので、
      勢いが全く感じられない。
      ざくっと言ってしまうと、「哲学小説」なんですよ。
      人生とは何か、みたいなのが、テーマなんですよ。
      おかげで大体一人は死にたがっていて、
      生きる希望って何だったっけ?みたいな。
      で、最後に啓蒙を見出す。生きてることそのものが素晴らしいんだ!と。
      はは。


      こういう本は本当に書くのが難しいと思う。
      でも、結部分が簡略化しすぎかな。
      何をきっかけにどう目覚めたのかよくわからない。
      ふとしたことをきっかけに目の前が霧が晴れたように通るということは
      よくあることだけど、
      その状況説明を上手くしないと、読者には全く伝わらないと思う。
      うーん、辛口だ・・・。
      この類のテーマは自分でもよく考えてしまう傾向があるので、
      余計辛口になるんだと思う。
      既に自分はわかっていることを並べられていて、何の発見も共感もできないようだと
      がっかりしてしまう、ような。

      でも、読んでいる時はさくさく読めた。
      次の展開が気になったし、
      肉付けのストーリーもよかった。



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