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      評価:
      真保 裕一
      文藝春秋
      ---
      (1998-07)

      真保さんはやっぱりすごいなぁ。
      どの作品を読んでも、期待を裏切らないと言うか、
      品質が落ちないと言うか。
      話を作りこむタイプの作者さんなんだろうなぁ。
      筋を作ってから、肉をつけるのがうまい。
      でも、筋もきちんとしっかり骨太。

      競輪、競艇、オートレース、競馬。
      合法賭け事をモチーフにした短編ミステリー集。
      まぁ、ミステリーと言っても、人が死ぬわけじゃないけれど。
      逆にそれがリアリティを持たせていると思う。
      早々簡単に人って死ぬものではないよな。
      殺人を扱うミステリーは決して少なくない。
      だけど、身近ではない。
      悲しむ親族の気持ちを描いてるものは少ない。
      ミステリーに心情描写を持ち込むと、
      ドキュメンタリーになりがちだから・・・だと思う。

      でもこれは、きちんとミステリーながらも、
      人の心の流れをすごく繊細に書き出していると感じた。

      一番好きなのは、競馬がテーマの「流れ星の夢」
      長く勝ちを取れていない若い騎手、新人だといいながらその手際のよさが隠し切れない年老いた厩務員。
      馬を通して、レースを通して、
      馬好きの人間たちを通して、
      ほのかな愛情を描く。

      私はギャンブルは一切やらないので、こういうことは詳しくないけれど、
      人間を狂わせかねないゲームの裏で、
      こんなにマジメに働いている人たちの姿があるってのを
      面白く感じた。


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