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    • 2013.11.17 Sunday
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    • by スポンサードリンク

    鴨川ホルモー

    0
      評価:
      万城目 学
      産業編集センター
      ¥ 1,260
      (2006-04)

      ホルモー六景を先に読んでしまったから
      そう思うのかもしれないけど、
      「なるほど、こういう話だったのか」という感想。

      やっとの思いで大学に入学した主人公、安部は京都三大祭の一つ、葵祭であるバイトをした。
      その日、同じバイトをしていた高村と友人になり、二人そろって京大青竜会というサークルに勧誘された。
      怪しげだとおもいつつも、新歓コンパに参加した先で、
      ある女性に恋をした。
      そのおかげで結局京大青竜会に居座ることになってしまった。

      周りから囲んで、気づいたら逃れられない、ホルモー。
      不思議な生物?オニと契約を交わし、戦いあう、ホルモー。
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      エンド・クレジットに最適な夏

      0
        ミステリらしいミステリ。
        貧乏大学生、春也。
        生活費を浮かせるために一緒に暮らすがたいのいい男、俊喜。
        二人は貧乏でない大学の友人和臣に相談を持ちかけられる。

        ある女の子が変質者に付け回されている。
        そうされないようにしてくれ、報酬は払う、と。
        依頼者の美羽はキャバクラでアルバイトをしている。
        おそらくそこで客としてきた男が変質者なのだろうと検討を付け、調べ始める春也。

        しかし、それはそう簡単なことではなかった。
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        切羽へ

        0
          評価:
          井上 荒野
          新潮社
          ¥ 1,575
          (2008-05)

          「切羽」はトンネルを掘っていく一番先のこと。
          「ミシルシ」は島で正しく生きていけるという神託みたいなもの。
          ミシルシにそっと切羽を先へ、先へ、
          ということなんだろう。きっと。

          小さな島が舞台。
          島全体が家族みたいなやわらかい雰囲気。
          一度島を出て、同じ島出身の夫と再会し、結婚した。
          今では二人で島に戻り、島で唯一の小学校の養護教諭をしている、セイ。

          島というと、閉鎖的で、がんじがらめの人間関係という
          どちらかというと悪いイメージを持っている私だけど、
          この本の中の島はそのイメージとはずいぶん違った。
          過干渉しない。でも、みんな知っている。
          暖かく、優しい、穏やか、縛られていない。


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          こうふくみどりの

          0
            評価:
            西 加奈子
            小学館
            ¥ 1,365
            (2008-02-28)

            西加奈子さんにはまりまくり。
            残酷でもあり、優しくもあり、
            経験したものの大きさから懐が異様に大きくなった
            温かな家族の物語。

            秘密が暴かれるときには、全てが一気に来るような気がする。
            この物語のスピードに似たものを体感したことがある。

            中学生の主人公、緑。
            祖母と、母、母のいとこである藍、藍の娘の桃とともに暮らす。
            おばあちゃんは予知能力のようなものがある。
            人の生き死にや、誰かが帰ってくるようなことをなんとなく予言する。
            おかあさんはきれいなタバコの雲をつくる。
            藍ちゃんは美人で料理が上手。

            だけど、この家の女は男運がない。
            おじいちゃんはお腹におかあさんを宿したおばあちゃん、亡くなったおかあさんの兄シゲオさんを置いて出奔した。
            おかあさんは不倫をし、結婚せずに緑を生んだ。
            藍ちゃんは旦那に暴力を振るわれ、桃ちゃんにまで害が及びそうになったので逃げ帰ってきた。
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            こうふくみどりの

            0
              評価:
              西 加奈子
              小学館
              ¥ 1,365
              (2008-02-28)

              西加奈子さんにはまりまくり。
              残酷でもあり、優しくもあり、
              経験したものの大きさから懐が異様に大きくなった
              温かな家族の物語。

              秘密が暴かれるときには、全てが一気に来るような気がする。
              この物語のスピードに似たものを体感したことがある。

              中学生の主人公、緑。
              祖母と、母、母のいとこである藍、藍の娘の桃とともに暮らす。
              おばあちゃんは予知能力のようなものがある。
              人の生き死にや、誰かが帰ってくるようなことをなんとなく予言する。
              おかあさんはきれいなタバコの雲をつくる。
              藍ちゃんは美人で料理が上手。

              だけど、この家の女は男運がない。
              おじいちゃんはお腹におかあさんを宿したおばあちゃん、亡くなったおかあさんの兄シゲオさんを置いて出奔した。
              おかあさんは不倫をし、結婚せずに緑を生んだ。
              藍ちゃんは旦那に暴力を振るわれ、桃ちゃんにまで害が及びそうになったので逃げ帰ってきた。
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              窓の魚

              0
                評価:
                西 加奈子
                新潮社
                ¥ 1,260
                (2008-06)

                やっぱり西加奈子さんは大好きだ。
                何冊読んでも、ハズレがない。
                雰囲気はなんとなく似ているけれど、
                描くものは全く違う。
                身近な幸福だったり、奇跡だったり、日常に潜む本心だったり。

                これは、人間関係の目に見える行動、出来事の裏で
                彼らがどれだけ他人を見て、何を考えているかを多方面から描いた物語。
                今まで読んだものとは一線を画す感じ。
                コンプレックスの塊たちを描いた負の物語。


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                恋のかけら

                0
                  評価:
                  唯川 恵,朝倉 かすみ,井上 荒野,山崎 マキコ,小手鞠 るい,南 綾子,山崎 ナオコーラ,豊島 ミホ
                  幻冬舎
                  ¥ 1,470
                  (2008-08)

                  いつもアンソロジーなんて借りるんじゃなかった・・・
                  と後悔するのだが、性懲りもなくまた借りた。
                  でも、意外とよかったよ。

                  これから始まる恋の予感をテーマにした作品が多かった。

                  作家さんは、
                  唯川恵、山崎ナオコーラ、朝倉かすみ、山崎マキコ、南綾子、小手鞠るい、豊島ミホ、井上荒野

                  一番ザクっときたのは、南綾子さんの、「雪女のブレス」
                  この人は今回初めて知った。他のも読んでみたい。
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                  海鳴

                  0
                    評価:
                    明野 照葉
                    双葉社
                    ---
                    (2002-12)

                    どろどろとした女の欲望。
                    自分になかった才能を娘に見出しその子に自分の分も夢を遂げさせようとする。
                    自分を助けてくれたはずの夫も、
                    安泰な生活を保障してくれた夫の実家も
                    全て投げ出して娘につぎ込む。

                    その娘は妖しいほどに変わっていく。
                    母も、疎ましく思い、華やかな世界に身を投じていく。

                    痛々しい姿だなーと感じた。
                    こんな風に感情だけで動くことは私には決してできない。
                    もっと周りを見たり、リスクを減らしたり、
                    他の人の言うことにも耳を貸したらいいのにとかわいそうになってくる。

                    続きを読む >>

                    温かな手

                    0
                      評価:
                      石持 浅海
                      東京創元社
                      ¥ 1,470
                      (2007-12)

                      SF?ミステリ。

                      健全な心を持った人間のエネルギーを吸収して生きる生物
                      見た目は人間そのもので、とても美しい容姿をしている彼ら。
                      周りにばれないように普通に働いたり学生をしたりしている。

                      大学の研究室で助手をしている畑寛子の元にはギンちゃんという「彼」がいる。
                      ともに生活をして、余剰なエネルギーをギンちゃんが吸い取る。

                      サラリーマンの北西匠の元には、ムーちゃんという「彼女」がいる。
                      同じく、健全なエネルギーをもらって生きている。

                      そんな彼らには不思議な事件が舞い込む。
                      それを鮮やかに解決していく、「彼ら」
                      続きを読む >>

                      八番筋カウンシル

                      0
                        評価:
                        津村 記久子
                        朝日新聞出版
                        ¥ 1,470
                        (2009-02-20)

                        ああ、私はやっぱり津村さんの書く小説はすごく好きだ。
                        まだ二冊しか読めていないけど、これからずっと追い続けると思う。

                        八番筋と名づけられた古い商店街。
                        その青年会はカウンシルと名乗っている。
                        商店街で商売を営む面々が何かにつけて会合を開き、
                        仲間の噂に花を咲かせる、そういう場所。

                        古くからの近所づきあいが根深く残っている
                        その商店街に育てられた子供たちは三十に手が届く年齢になった。

                        商店街を出て、就職していたが、体を壊したのをきっかけに実家に戻ってきたタケヤス。
                        仕事は外に持ちながら実家に留まり、現実的な夢を追うホカリ
                        タケヤスと同じく仕事を辞め、実家の文房具屋を継ぐために戻ってきたヨシズミ

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                        PR
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