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評価:
松岡 圭祐
新潮社
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(2005-03-23)
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なんだか、スカッとする気持ちのいい小説だった。
年代が若い人(高校生とか、大学生とか)におススメしたくなるような本。
この本は、たまたま入った書店で平積みにされていて、書店員さんのPOPが書かれていた。
それからずっと気になっていたところでたまたまめぐり合ったので借りてみた。
なかなかいい。この人の他の本も読んでみよう。
読み初めて驚いたのは、ディズニーランドの具体的な名前や
裏の様子がそのままはっきり書かれていること。
例えば、ミッキーマウスは、「ミッキーマウス」なのだ。
キャストが使う移動用の道なども沢山出てきたけれど、
実際にありそう。これだけちゃんと書かれているなら!と思ってしまう。
ディズニーランドにあこがれて、派遣ながらもなんとか仕事を得ることになった後藤。
やる気はあるのだけど、やっぱり思い描いていたのは表に出る花形の仕事。
彼が配置されたのは、「美装部」パレードやショーでキャストが見につける衣装や着ぐるみを
身に着けるのを補佐する役割だ。