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評価:
あさの あつこ
光文社
¥ 1,680
(2007-09-21)
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「
弥勒の月」に続く作品。
女郎だけが何人ものどをさばかれて死んでいるのが見つかった。
その犠牲者の一人、おいとは遠野屋で手代をしている信三の知り合いだった。
ここぞとばかりに木暮は遠野屋主人の清之介のもとへ行く。
血にまみれた過去を持つ清之介。
今はまっとうな商人として主人として遠野屋を盛り立てている。
商売を広げるために別の小物売りや着物屋などと協力して客の全身をコーディネートするような
新しい商売もしようとがんばっていた。
木暮と伊佐治の関係は相変わらず。
心象を描くときには文句ばかりだが、
小説の外という場所から見ても、二人はいいコンビだと思う。