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    • 2013.11.17 Sunday
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    うつつ・うつら

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      評価:
      赤染 晶子
      文藝春秋
      ¥ 1,260
      (2007-05)

      「初子さん」と
      「うつつ・うつら」の二編から。

      小説らしい小説。文学的。
      雰囲気が独特で、淡々と細やかに描かれる日常。
      (うつつ・うつらのほうは日常とは言いがたいけど)
      嫌いじゃない。
      でも、ひたすら読みにくい。こんなに量が少ないのに
      読んでも読んでも終わらない感じがする。
      ループ。

      これを書いてその後どういう作品を書くのか気になる。
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      ソウルで逢えたら

      0
        評価:
        松岡 圭祐
        徳間書店
        ---
        (2005-06-16)

        読後感がすごくいい本。
        こんなのないでしょ!とか、タイトルから内容を想像しにくいとか
        突っ込みどころはあるにはあるけど、読み終わったあとにすごくすっきりするからいい。
        ただ、内容すぐ忘れてしまいそう。


        鈴川明恵。借金を抱えたシングルマザー。
        不況の中で定職も見つからず、闇金から借りたお金は日増しに増大していく。
        彼女の家に借金をとりに来た男が「韓国に行けば手っ取り早く稼げるかもしれない」
        という言葉を真に受け、
        息子を母に預けて一人韓国に向かう。

        韓国語も乏しい彼女は日本語を話せる職業斡旋所に向かい、
        そこで違法ながらも日本語教師をしてはどうかと勧められる。
        すぐに見つかった職場はKEPという芸能事務所だった。
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        まっすぐ進め

        0
          評価:
          石持 浅海
          講談社
          ¥ 1,575
          (2009-05-29)

          なんとなく石持さんのくせみたいなものがわかってきた。
          もやもやしたところを残さないすっきりとしたミステリ。
          好きな人は好きだろうけれど、
          私はやっぱりもやもやしたものが好きみたい。

          救いの言葉でも、あまりにもあっさりと謎や真実を語られてしまっては
          鼻白んでしまう。

          「幸せに向かってまっすぐ進め」という意味で名づけられた川端直幸。
          酒好きで、友人の黒岩正一とその彼女、千草とともによく飲んでいる。

          直幸は本屋ではっとするような「きれいな人」を見た。
          その人がとても印象に残ったのは、左腕に二つ腕時計をしていたから。
          その話を二人にしたところ、千草の知っている人だったため、
          四人で飲むことになった。
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          秘密の花園

          0
            評価:
            三浦 しをん
            マガジンハウス
            ¥ 1,470
            (2002-03)

            若く、純粋で、感性の塊。
            暗く、明るくて、迷路のような高校生時代。

            三人の少女たちが主人公。
            同じ高校に通う那由多、淑子、翠。

            如才なく振舞いながらも、どこか乾いた印象の那由多。
            母がいなくなり、自分の中に流れる水の音に脅かされている。
            何かから逃げられるかもと生島薫と付き合った。
            彼は優しいが、それだけ。
            壊れた何かを修復してはくれない。
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            楽園(上・下)

            0
              評価:
              宮部 みゆき
              文藝春秋
              ¥ 1,700
              (2007-08)

              「模倣犯」の前畑滋子がかつての事件のショックを乗り越え
              また新たな事件の顛末を追う。

              読み始めてかなり最初の方で、
              これは別の本のその後を含めた話なのだな、と気づき
              それが「模倣犯」なのだなとすぐ気づいたのだけど、
              そしてあいまいな私の記憶の中では「模倣犯」読んだはずなのだけど・・・
              恐ろしいほどにさっぱりきれいに内容を忘れてしまっている。残念すぎる!

              「山荘」と呼ばれる場所で起きていた陰惨な殺人。
              その犯人と、その事件の最後に立ち会うことになった前畑滋子。
              もともとライターとしてやっていた彼女はその事件で広く名を知られることになったが、
              彼女自身その事件について記すことは九年たった今でもできないでいた。
              彼女にとって大きすぎた事件のせいで、夫婦仲の崩壊の危機もあり
              彼女は書くことからも一時は遠ざかっていた。
              そんな彼女のもとに訪れた一人の「お母さん」、萩谷敏子。

              なくなった彼女の一人息子、萩原等は不思議な力を持っていた、らしい。
              彼は不思議な絵を描いた。
              これから起こる事件、まだ表ざたになっていない事件
              それらが彼の技量にしては拙すぎる絵として表されていた。

              一枚の絵がある事件へとつながる。
              焼けた家の下から少女の遺体が見つかり、その家の両親が
              娘を殺して埋めたと告白した事件。
              続きを読む >>

              楽園(上・下)

              0
                評価:
                宮部 みゆき
                文藝春秋
                ¥ 1,700
                (2007-08)

                「模倣犯」の前畑滋子がかつての事件のショックを乗り越え
                また新たな事件の顛末を追う。

                読み始めてかなり最初の方で、
                これは別の本のその後を含めた話なのだな、と気づき
                それが「模倣犯」なのだなとすぐ気づいたのだけど、
                そしてあいまいな私の記憶の中では「模倣犯」読んだはずなのだけど・・・
                恐ろしいほどにさっぱりきれいに内容を忘れてしまっている。残念すぎる!

                「山荘」と呼ばれる場所で起きていた陰惨な殺人。
                その犯人と、その事件の最後に立ち会うことになった前畑滋子。
                もともとライターとしてやっていた彼女はその事件で広く名を知られることになったが、
                彼女自身その事件について記すことは九年たった今でもできないでいた。
                彼女にとって大きすぎた事件のせいで、夫婦仲の崩壊の危機もあり
                彼女は書くことからも一時は遠ざかっていた。
                そんな彼女のもとに訪れた一人の「お母さん」、萩谷敏子。

                なくなった彼女の一人息子、萩原等は不思議な力を持っていた、らしい。
                彼は不思議な絵を描いた。
                これから起こる事件、まだ表ざたになっていない事件
                それらが彼の技量にしては拙すぎる絵として表されていた。

                一枚の絵がある事件へとつながる。
                焼けた家の下から少女の遺体が見つかり、その家の両親が
                娘を殺して埋めたと告白した事件。
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                わくらば追慕抄

                0
                  評価:
                  朱川 湊人
                  角川グループパブリッシング
                  ¥ 1,785
                  (2009-03-26)

                  昭和三十年代。
                  上条和歌子(ワッコ)には姉がいた。
                  病弱で学校もほとんど行けなかったが、鈴音は非常に博識
                  そしてとても美人な自慢の姉だった。
                  彼女は、不思議な力を持っていた。
                  人や物に接すると、その過去を見ることができる。思っていることがわかる。

                  「わくらば日記」の続き。
                  短編集。
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                  バリア・セグメント 水の通う回路 完全版

                  0
                    「水の通う回路」、「バグ」と同じ(?)作品。
                    ただし、真犯人は違い、この小説で書いたものが
                    本来作者が思い描いていた結末、らしい。

                    他のものを読んでいないからどう違うのかわからないけど、
                    少し真犯人には無理があるかな、と感じた。
                    意外性としてはばっちりだけど、
                    この事件を起こすまでの理由と、
                    情報性には少し無理がある気がする。

                    ヒットゲーム、「シティ・エクスパンダー」を製作、販売しているフォレスト社。
                    社長の桐生は強い正義感を持ち、「子供のことを考えて」会社を運営していた。
                    問題がないはずの新作、「シティ・エクスパンダー4」が発売された後、
                    黒い男に殺されるといい、自殺を図った子供たちが全国で続出した。

                    フォレスト社の優秀な社員、津久井。
                    彼は昔から桐生を支えてきた秘書、令子の夫であり
                    あまりにコミュニケーションが少なく、難解(に見える)男だった。
                    津久井はライバル社、シグマテックに情報を流しているのではないかと勘ぐられていた。
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                    実験4号 後藤を待ちながら

                    0
                      不思議な小説だった。
                      どうやらDVD付みたいだけど、図書館では借りられないみたい。

                      Theピーズという実在するバンドをモチーフにして
                      実際に行われたインタビューも含ませている
                      読み方によっては全く違う意味を持つのかもしれない文章だけど、
                      私は音も聞いていないし、そのバンドも知らないし
                      小説だけの印象を書きます。

                      ちょっと未来の地球。
                      十年前くらいから火星に移住するのが流行り始め、
                      その頃には三分の二は火星に行ってしまっていた。

                      柴田と角倉さんと後藤はバンドを組んでいた。
                      売れないロックバンド。
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                      製鉄天使

                      0
                        評価:
                        桜庭 一樹
                        東京創元社
                        ¥ 1,785
                        (2009-10-29)

                        鳥取県の赤珠村。そこにある製鉄会社の長女、赤緑豆小豆。
                        彼女が中学デビューから、「大人」になってしまうまで
                        一瞬に過ぎ去る青春を描いた物語。

                        小豆は不思議な力を持っていた。
                        鉄を思い通りに使いこなすことができる力。
                        走ることに青春を見出したオンナたちは
                        小豆に魅了され、彼女が作ったレディース「製鉄天使」に参加した。
                        夜な夜な風になって彼女たちは舞う。


                        うーん・・・・。
                        私にはよくわからん。正直、感情移入しにくい本だった。
                        青春、といえば青春なのだろうけれど、
                        こういう暴走族の青春は全く理解できない。
                        この世界のことだけを見続けられるのは、ある意味すごい。
                        私はムダだと思ってすぐ目をそらしてしまいそうだから。

                        それでも一冊さくっと読めてしまったのは文章の力だろうと思う。すごい。
                        続きを読む >>


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