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    • 2013.11.17 Sunday
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    • by スポンサードリンク

    海峡の南

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      評価:
      伊藤 たかみ
      文藝春秋
      ¥ 1,470
      (2009-09-15)

      祖父の病状があやしくなってきため、
      父の故郷、北海道紋別にやってきた洋と彼のはとこの歩美。

      叔父は父の居場所を知りたがっていた。
      といわれても、洋自身父の居場所はしらない。
      タイのチェンマイにいくと知らされたきり音信普通だ。

      そこから彼の、そして父の昔の話を思い返していく。
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      国境事変

      0
        評価:
        誉田 哲也
        中央公論新社
        ¥ 1,680
        (2007-11)

        北朝鮮に利用され続ける在日朝鮮人。
        さらにそのパイプを使ってとんでもないものを日本に入れようと画策する革命家。
        在日朝鮮人を隠密のように監視する警察庁公安部

        公安部って名前だけはよく聞くのだけど、
        実際にどういう仕事をしているのかまったく知らなかった。
        過激な右翼、左翼の団体、宗教団体などの摘発をメインにしているのかと思ったら、
        国家の保全を目的とし、普通の警察官とはまったく異なる仕事をしている。
        具体的な内容は、調査、監視、しかも軽犯罪もいとわないような荒っぽいやり方。

        疑惑の送金があった東侑エンタープライズを見張っていた前田班。
        先代の社長は自殺でなくなり、
        長男の吉男が後を継いだ。
        吉男の弟である英男をスパイとして取り込み、情報を流させていた。
        しかし、吉男が前田班の知らないところで殺されてしまう。
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        くまちゃん

        0
          評価:
          角田 光代
          新潮社
          ¥ 1,575
          (2009-03)

          流れていく恋の数々。

          つながって、幸せな位置に収まったかつて流れていた最初の一人。

          最後の一遍はそれを総括するような内容だった。
          どれだけ手ひどく傷ついても、また人を想う。

          角田さんの書く人間は角田さんにとって等身大の人間たちなのだと感じる。
          妙にリアルで親近感が持てる。
          自分だけが感じる決定的にいやなポイント
          人に伝えても普通は変な顔をされるだけのそういう一つ一つを
          上手に拾い上げる。
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          エ/ン/ジ/ン

          0
            評価:
            中島 京子
            角川グループパブリッシング
            ¥ 1,890
            (2009-02-28)

            この人の小説、私は好き。
            構成がとても面白い。

            葛見隆一は奇妙な知らせを受け取った。
            一年だけ存在したという「トラウムキンダーガーデン」三十周年の同窓会
            その日のなんとなくの気分で同窓会(といっても、彼一人しか来なかった)で
            彼はその幼稚園の唯一の先生、蔵橋礼子の娘、蔵橋ミライと知り合う。

            あなたのお父さんは、エンジンカだったのよ
            と母礼子に聞かされてきたミライ。
            礼子はアルツハイマーに冒され、過去をまともにしゃべることのできない状態になった。
            自分のルーツが空白であることに不安を覚えたミライは、
            彼の父を探すことにする。
            写真に写っていた、ミライと同じ遺伝子を持つとわかる男
            その人物を探して隆一は動き出す。
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            子どもたちは夜と遊ぶ(上・下)

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              切ない。でも、わからない。

              相変わらず辻村さんの本は面白い。
              最後までノンストップで読んでしまう。
              そんでもって、いつもだまされる。きれいにだまされる。

              ただ、このオチ!
              推理小説でよくあるけど、やっぱり私は気に入らない。
              なんでもこれで解決してしまうなよ!ずるいよ。

              派手な容姿で、屈託のない性格で
              特に男から蝶のように愛でられる事の多い月子。
              同じ故郷からの出てきた月子より二つ年上の狐塚孝太。
              勤勉で努力家。非常に優秀なD大学工学部の生徒。
              月子は狐塚を追いかけるように同じ大学にやってきた。

              狐塚と同じ研究室の木村浅葱は狐塚とは違い天才型。
              女の子のような美しい容姿。

              幼いころ、浅葱の家には不幸があった。
              それをきっかけに、浅葱は双子の兄、藍と別れることになってしまった。
              藍に会うために浅葱は殺人を犯す。
              童謡になぞらえて、藍と順番に。
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              クライマーズ・ハイ

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                地元密着新聞、「北関東新聞」
                40にして、記者を続ける悠木。
                「衝立山」に共に登ると約束をした安西。

                昭和六十年八月十二日。
                その日、約束は果たされなかった。
                群馬県境に日航ジャンボが墜落した。
                今でも語り継がれる悲惨な有名な事故。

                悠木はその事件の全責任を負い、デスクに座る。
                安西は、倒れた。その日以降完全な植物状態になる。

                社内の派閥、陰惨な現場を書き記す記者たち。
                強引さと繊細さがアンバランスに悠木の中で揺れ動く。

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                風の中のマリア

                0
                  評価:
                  百田 尚樹
                  講談社
                  ¥ 1,575
                  (2009-03-04)

                  文章はすごくうまい。
                  構成もとてもいい。

                  自然の中に生きるオオスズメバチが主人公。

                  昆虫記は嫌いじゃない。
                  でも、物語にしてしまうのはちょっと・・・、と感じた。
                  過酷な自然の中で生きる彼女たち。
                  次々に亡くなっていく仲間、
                  餌を狩るハタラキバチ(ワーカー)のマリア。
                  続きを読む >>

                  あした吹く風

                  0
                    評価:
                    あさの あつこ
                    文藝春秋
                    ¥ 1,400
                    (2008-12)

                    始まりと終わりの二人の印象がずいぶん変化した。

                    三十四歳の美那子歯科医をしている。
                    彼女の職場にやってきた高校生の鈴。
                    偶然再会した折、鈴は美那子に声をかけた。

                    離婚してから、笑うことを忘れた美那子。
                    彼女の夫を奪っていったのは美那子の親友だった。

                    鈴と隆平と泉美は小さいころから一緒にいた。
                    父と、泉美の姉佳苗と一緒にいるところで事故に遭い、亡くなった。

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                    喋々喃々

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                      小川 糸
                      ポプラ社
                      ¥ 1,575
                      (2009-02-03)

                      とても愛しい感情を抱いた。
                      あと、食べること、おいしいものを愛している作者さんなんだなーと強く感じた。

                      栞は東京の谷中でアンティーク着物を売るひめまつ屋というお店を営んでいる。
                      店舗の二階に一人でつつましく暮らしている若い彼女。

                      定期的にお店を訪れるまどかさん、
                      騒々しい(と私は感じた)雰囲気の妹の花子たちと
                      会話をする彼女は落ち着いていて女性らしい雰囲気を感じる。

                      彼女の店に珍しく男性が訪れる。
                      父とよく似た声を持つその人は春一郎という名で、
                      たくさんの仕事を抱えて忙しく飛び回り、薬指に指輪をはめている人だった。

                      彼は時々栞の店を訪れたり、連れ立ってご飯を食べに行くようになる。
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                      キャンセルされた街の案内

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                        ショート・ショート。
                        切り取った日常。

                        劣等感とか、哀愁をほとんどの作品に感じる。
                        続きを読む >>


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