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    • 2013.11.17 Sunday
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    • by スポンサードリンク

    女中譚

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      評価:
      中島 京子
      朝日新聞出版
      ¥ 1,470
      (2009-08-07)

      戦後を女中、女給として働き、一人生き抜いてきたすみばあさん。
      そんな彼女の女中体験談。

      若いりほっちはなぜかすみと気が合い、
      すみの話をよく聞いていた。

      不思議な感覚の物語。
      決して清楚ではないのだけど、
      不思議な魅力があるすみ。

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      矢上教授の午後

      0
        評価:
        森谷 明子
        祥伝社
        ¥ 1,785
        (2009-07-10)

        森谷さんの本、絶賛はまり中。
        文章と構成がめちゃくちゃうまい。

        この本は登場人物が多く、キャラクターは強いが名前を覚えにくい印象があった。

        東京のある大学の生物総合学部。
        キャンパスの一角にある古びた、用途の少ない、半ば物置部屋と化した建物がある。
        通称、「オンボロ棟」

        非常勤講師にもかかわらず、その見た目から「教授」と呼ばれてしまう矢上。
        彼は生物総合学部ではほとんど無用の日本古典文学を教えていた。

        オンボロ棟にある彼の研究室で
        ほとんどの時間優雅に本を読んだり、
        ミステリ好きの生徒、御牧咲を迎えて談笑したりして過ごしていた。

        そんなオンボロ棟で事件が起こる。
        大きな雷によって停電が起こる。
        オンボロ棟の外への道は非常階段と、エレベーター。
        一階の非常扉は開かなくなっていた。
        中に居た人間は外界からシャットアウトされ、
        矢上教授にとっては千載一遇のチャンス、死体が発見された。
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        悼む人

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          評価:
          天童 荒太
          文藝春秋
          ¥ 1,700
          (2008-11-27)

          途方もなく優しくて、悲しくて、切ない物語。

          「悼む人」、坂築静人。
          彼は全国の亡くなった人、場所を周って亡くなった人間を「悼んで」いる。
          亡くなった人間を知っている人がいれば、
          ・誰に愛されていたのか
          ・誰を愛していたのか
          ・どんなことをして人に感謝されたことがあったか
          を尋ねる。

          死と生の境界に立ち、半ば修行僧のように淡々と旅を続ける静人。

          自分では絶対にやらない。
          でも、彼の生き方は尊敬できる。
          だれかこんな人間が居てくれたら、
          大切な人が死んだら、自分が死んだら、ほかの人間と同じように悼み、
          彼が生きていてくれる限り覚えていてほしいと思う。
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          オール・マイ・ラビング

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            東京バンドワゴンシリーズ第四弾。
            スタンド・バイ・ミーの続き。
            マイ・ブルー・ヘブンの内容も
            出てくる。
            このシリーズは最初から順番に読めているから、
            話の流れをちゃんと把握できている。
            これは最初から読むべき。途中で読んでも面白いは面白いと思うけど、
            あ、この人覚えてる!みたいな発見のような面白さがなくなっちゃう。

            「文化文明に関する些事問題なら、如何なる事でも万事解決」が家訓にすえられている堀田家
            それぞれの季節ごとに起こる出来事、問題を
            堀田家の人間が考え、解決していく。

            相変わらずほのぼのとした雰囲気。
            子供が成長してきて、さらににぎやかになってきた。
            でも、年は年嵩の人間にも容赦なく降ってくる。

            勘一や、我南人が少し、心配。
            死だけはこの物語のリアルタイムでは描かれていない。
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            影法師

            0
              評価:
              百田 尚樹
              講談社
              ¥ 1,680
              (2010-05-21)

              どうしてここまで、って思う。
              自分がのし上がるほうがきっと楽だったろうに、
              天才だからこそ、勘一の人格やこれから成すことに気づいてしまったのかな。
              徹底的に演じきった影法師。勘一さえ気づけないほど。

              茅島藩の下士戸田家に生まれた勘一。
              父の千兵衛は彼と妹の千江を守るために上士に斬られた。
              武士が刀を抜くときは、切りあわなければならない。

              明石兵部が塾長を務める康塾に通っていたが、成績の優秀さを認められ、
              下士としてはめずらしく、藩校に通うように推薦された。
              そこで出会った磯貝彦四郎。
              彦四郎は藩校一の秀才で、剣術の腕も優れていた。

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