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    • 2013.11.17 Sunday
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    • by スポンサードリンク

    ダイイングアイ

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      評価:
      東野 圭吾
      光文社
      ¥ 1,680
      (2007-11-20)

      ジャンルで言うとサスペンスホラー?かな?
      でもミステリー色も強い。
      やっぱり東野圭吾さんはちょっと苦手かも。
      でも、苦手苦手言いながら読んでしまうから
      それだけうまいんだろうなぁ。

      雨村慎介は「茗荷」という店でバーテンダーをしていた。
      ある夜訪れた男性客に強く殴られた。
      目覚めたときには病院だった。
      だいぶ回復して警察に事情を聞かれているときに、
      彼は一年半前に自分が起こした人身事故の事を綺麗に忘れていることに気付く。
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      星間商事株式会社社史編纂室

      0
        三浦しをんさんにしては珍しくコメディ色の強い物語。
        すいすい読める。面白かった。

        様々な(脈絡の無い)事業を行う中規模商社、星間商事株式会社。
        その社史編纂室に主人公の川田幸代は配属されている。
        同じ部に務めるのは大きな胸の女の子らしい女の子、みっこちゃん、
        やる気のない女性関係に問題があると噂される矢田信平、
        定年間際の本間課長、いるかいないんだかわからない(見たことがない)部長。

        窓際族の集まりのような部署。
        そこで、これまた切りの悪い、つくる意味さえ不明な社史を作成している。

        幸代は周囲に内緒にしている趣味がある。
        やおいの同人誌を作っている。いわば腐女子。
        高校時代からの友人と三人でそれぞれ作り、
        休みにはイベントやコミケに参加する。
        彼氏の洋平にはバレたが、彼はそのことに対して悪い顔をしなかった。
        洋平もふらっと一人で旅に出るという周りには理解され難い趣味を持っている。
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        コトリトマラズ

        0
          評価:
          栗田 有起
          集英社
          ¥ 1,575
          (2010-03-05)

          初めて読む作家さん。
          なんとなく装丁にひかれて借りてみた。
          わりとヒット。
          もし次見つけたらまた借りてみたいと思う。

          すごく皮肉で、ありふれた不倫の話。
          本人たちはそれ以上の関係を望んでいない。
          ただ、現状維持する、それだけが幸せで、それが永遠につづくような錯覚を覚える。
          でも、もちろんそうはいかない。

          望月華は小さなインテリア会社で働いている。
          有能なデザイナーである華の上役、能見裕恵が急に倒れた。
          社長である夫ときりもりしてきた会社は
          彼女が倒れることで会社の雰囲気は少しずつ悪くなった。
          同時に忙しくなり、緊張感が常に漂うようになった。

          同僚の平井佳代とはプライベートでも仲良くしている。
          彼女は能見裕恵を慕い、尊敬している。
          それもあり、華は佳代に内緒にしていた。
          華は社長と四年間関係を持っていること。
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          天狗風―霊験お初捕物控 2

          0
            ラッキーなことに一緒に借りられたので、イッキ読み。

            1よりはこちらのほうがまだ面白いかな。
            それでも、やっぱりあの子どうなったの?みたいな
            伏線を回収しそこねているところがちらほらあるように感じた。

            いろいろな内容を一気に入れようとしてまとまりが無くなっているように思う。
            普通に読んだら普通におもしろいのだけど、
            宮部さんだから、と思うとやっぱり残念。
            相変わらず構成は抜群。

            前回のお話の後日の話。
            また新たな事件が起こる。
            嫁入り前の若い女、おあきがある日突然消えてしまう。
            異様な朝焼け中、突風が吹き、神隠しにあってしまう。
            おあきの父は彼女の嫁入りを複雑な思いで迎えようとしていた。
            娘殺しの疑いをかけられた父は、自らの命を絶ってしまう。

            お初は不思議なものを「見る」力を使い、
            彼女らの行方を探し始める。
            もちろん岡っ引きで兄の六蔵と、
            与力としての将来を捨て、自分の望んだ算学の道を選んだ右京之介の手伝いも借りて。

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            震える岩―霊験お初捕物控

            0
              最近宮部さんの本を読むと、
              「あれ?こんなもんだったっけ?」と思ってしまう。
              以前読んだ時のような衝撃が少ない。
              ラストもしっくりこない。

              構成はさすがというか、完璧。
              伏線も複雑に張り巡らされている。
              でも、全部回収出来ていない気がする。

              お初は他の人には見えないようなものが見えてしまう。
              霊や妖の類、悲惨な事件の内容、生霊のような人間の強い気持ち。
              彼女の兄(本当は血はつながっていない)六蔵は岡っ引きをしており、
              お初の話から手柄をあげることが多くなった。
              その話を聞きつけた南町奉行、通称御前様はお初を直々に呼び寄せ
              その数奇な話を聞くようになった。

              ある時いつものように御前様のもとに伺ったお初は
              古沢右京之介という青年を紹介される。
              そして、お初と行動を共にし、町の探索等の手助けをするようにという。

              そのころ、町では死人憑きの噂で持ちきりになっていた。
              一度死んだはずの吉次という男が生き返り、以前と同じように生活しているという。
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              葛野盛衰記

              0
                評価:
                森谷 明子
                講談社
                ¥ 1,995
                (2009-10-30)

                いやあ、なんかごめんなさい。
                私、歴史疎いんです。

                桓武天皇の時代が第一部。
                平氏の時代が第二部。

                葛野川のこちら側、乙訓に住まう多治比の一族。
                伽耶は次期帝となる皇子に寵を受けた。
                一族の繁栄を願う彼らにとっては願ってもいないこと。

                あちら側には大きな森がそびえている。
                そこには秦とよばれる一族が住んでいて、
                多治比の人間はあちら側にはいかないようにと強く言われていた。
                その闇に魅入った耀。
                皇子を迎え入れる美しい少女の巫女、讃良。
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                朝のこどもの玩具箱

                0
                  短篇集。
                  テーマはもうタイトル通り。
                  朝がキーワード。
                  「こどもの」とつくように、童話のような物語たち。

                  最初の「謹賀新年」がすごく好き。

                  あさのあつこさんらしい、
                  毒と教訓をたっぷり含んだ物語。
                  童話とはいっても、大人向けかな。
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                  八月の魔法使い

                  0
                    評価:
                    石持 浅海
                    光文社
                    ¥ 1,470
                    (2010-07-17)

                    よくできたミステリだと思う。
                    でもよくできすぎ。
                    どれだけミステリてきな出来事を起こそうとしても
                    ある程度は不確定要素が発生するはず。
                    それがない。

                    拓真と恋人の深雪が働いている株式会社オニセンでは
                    夏休みを各自自由なタイミングでとっていいことになっている。

                    他の企業が多くお盆休みであり、
                    忙しくない仕事をしていた拓真は書類に印鑑をもらいに総務部を訪れた。
                    そこで、中林部長に、ある書類を確認してもらっている松本係長の様子、
                    また、その書類の内容を見てしまう。

                    どんな些細な事故も必ず報告が上がるはずの会社で、
                    その書類には7月に起きた工場事故のことが載っていた。
                    中林部長は顔を青ざめ、拓真は知らない事故に衝撃を受けた。

                    深雪は企画部に所属している。
                    普段は出ないような役員会議にプレゼンテーションをする大木課長の補佐として出ることになっていた。
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                    この世は二人組ではできあがらない

                    0
                      大学の先輩、後輩の間柄である紙川さんと栞。
                      なんとなく、付き合い始める。

                      つれづれと語られる日常の集体。
                      小説家になりたい栞
                      不景気真っ盛りの中で「みんなが憧れる職業」である公務員の試験勉強に励む紙川さん。

                      憤ったり、悲しんだり、逆に舞い上がったり、喜びに震えるようなことはない。
                      ただ淡々と二人の同棲生活、
                      そもそもの価値観が遠い二人の疎遠になる様を描く。
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                      パラドックス13

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                        評価:
                        東野 圭吾
                        毎日新聞社
                        ¥ 1,785
                        (2009-04-15)

                        久々東野圭吾さん。
                        ものすごい数の著書があるはずなのに、図書館にはほとんどおいてない(借りられてる)
                        相変わらずすごい人気。

                        でも、私は正直言ってあまり好みではない。
                        この作品は特に東野さんらしくて、苦手だった。

                        読み終わったあとの大きな徒労感。
                        「何も起きなかった」はずの世界。
                        人間世界を淘汰するかのような自然の渦
                        そのなかで生きる、数少ない「人間」たち。

                        P-13現象
                        ブラックホールの影響により、三月十三日午後一時十三分十三秒それからの13秒間
                        その現象が起こる。
                        何が起こるかは全く不明。
                        空間、時間、すべてが13秒遅れる。
                        移動したことが、なかったことになる。時間が巻き戻される。
                        パニックを防ぐために情報は秘匿された。

                        久我冬樹は警察官。巡査。
                        ある犯罪グループを逮捕するために犯人のアジトの近くにいた。
                        その事件の指揮をとっていたのは冬樹の兄、誠哉。警視庁管理官

                        冬樹は自分のせいで誠哉が撃たれるのを見た。
                        その直後、彼は誰もいない東京に一人、居た。
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