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    • 2013.11.17 Sunday
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    Another

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      評価:
      綾辻 行人
      角川書店(角川グループパブリッシング)
      ¥ 1,995
      (2009-10-30)

      「いないもの」を「いるもの」として扱ってしまったがために
      その後ずっと続くことになった「呪い」

      夜見山北中学の三年三組に転校することになった榊原恒一。
      父親は海外を飛び回っていて、
      母親は恒一を生んだ年に亡くなった。
      母方の実家に三年生の始めから入ることになったが、
      病気のため、少し遅れて入ることになる。

      はっきりと存在する美しい少女
      彼女のことを誰も見ておらず、
      ふっといなくなる彼女。
      恒一は彼女に何度も話しかけるが、
      周りの人間は「いないものと話すのはよせ」と止めてくる。

      不思議な緊張感が漂う教室
      質問をしても曇り、濁り、かわされていく。

      そして5月になり、人が死んだ。
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      海に沈んだ町

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        評価:
        三崎 亜記,白石 ちえこ
        朝日新聞出版
        ¥ 1,575
        (2011-01)

        これもまたタイムリーな小説。
        完全に作られた三崎ワールド全開の小説なのだけど、
        モチーフ、テーマが「当たり前だった日常が突如として消える」
        しかもタイトル通り、海に沈んだ町。
        どうしても先日の悲惨な出来事を彷彿させる。

        短篇集。

        全体的に漂うのは、
        突如の変化、現実とすりかわった少しだけおかしな日常。
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        訪問者

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          評価:
          恩田 陸
          祥伝社
          ¥ 1,680
          (2009-05-14)

          少し前の彼女の小説だけど、
          どうも読み逃していたようで、今さらながら読了。

          面白かった。
          作中でいくつも現れる謎、その場で解決されていくもの、
          最後の最後まで不明なもの、
          訪問者としてある場所に訪れる人物たち、
          それを迎え入れる住人である年老いたきょうだいたち。

          「象を撫でる」という作品を作成中だった映画監督峠昌彦。
          生前の彼をたどるという名目で屋敷を訪れた井上。

          朝霧大治郎という人物が築いた会社、
          それを引き継いだ娘の千沙子。
          彼女はとても優秀だったが、すでに亡くなっている。

          屋敷に住むのは大治郎の子供たち、千蔵、千次、千衛、千恵子、その夫の宮脇協一郎
          そして、昌彦の遠縁だという羽澤愛華という少女。
          そして、お手伝いをしている更科という女性。
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          連鎖

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            評価:
            真保 裕一
            講談社
            ¥ 700
            (1994-07-07)

            1994年に初版の文庫本が刊行された。
            てことは、ハードカバーはもっと前のはず・・・。
            なのに、このタイミングでこれを読むか・・・という驚き。
            311のあと、なぜか偶然に津波だとか、地震、なくなった街というテーマの
            ものを読むことが多く、
            これもまた、今でこそタイムリーな一冊。

            チェルノブイリの放射線汚染の食肉偽装輸入。
            汚染した食物自体がメインのテーマではないけれど、びっくりした。

            羽川の親友、竹脇が自殺を企てた。ぎりぎりのところ、一命はとりとめたが、意識は戻らない。
            竹脇の妻、枝里子との関係が羽川に何かしらの影響を与えた可能性はあった。
            だが、羽川は竹脇がそれを理由に自殺を考えるとはどうしてもおもえなかった。

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            どんなに上手に隠れても

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              本当に綿密にしっかりと練りこまれたミステリ。
              文章もうまく、
              人間の感情もしっかりと描かれ、
              一度出た人間は結末までしっかり描かれていると感じた。

              でも、なんていうんだろう、おもしろいし
              すごく上手なんだけど
              客観視がすごくて決して中には入り込めない感じ。
              ある程度心情を描いて、さっと肝心な部分で逃げてしまう。

              でも、ミステリ好きにはたまんないと思う。

              結城ちひろという17歳のテレビタレントが、テレビ局で誘拐された。
              彼女はこれからある商品のCMタレントとして起用されるはずだった。

              慎重すぎるほどのシナリオ。
              商品PRの担当ディレクターである長谷川は、
              ちひろを降板せず、逆にこの事件を利用しようと
              フリーカメラマン土倉に事件の内容を追わせる。
              ちひろのマネージャーの玲子が身代金の受け渡し係として奔走する。
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