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    • 2013.11.17 Sunday
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    • by スポンサードリンク

    主よ、永遠の休息を

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      評価:
      誉田 哲也
      実業之日本社
      ¥ 1,680
      (2010-03-20)

      ぐろい、えぐい。
      久々に読んでしまった・・・・。
      途中まではまだいいのだけど、終盤になってこれはヤバイかも、と思ったら
      案の定の展開になってしまった。

      サクサクと読めるのだけど、正直一番苦手なジャンル・・・。

      共有通信という新聞社で、刑事事件を主に担当する記者をしている鶴田。
      たまたま出くわしたコンビニ強盗で
      芳賀桐江という22歳の女性と知り合った。
      その際に、犯人を転ばせた男性に鶴田は名刺を渡し、
      後日その男性から連絡が入った。
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      月の上の観覧車

      0
        評価:
        荻原 浩
        新潮社
        ¥ 1,575
        (2011-05)

        短篇集。
        全体に漂うテーマは死、別離、孤独だと思った。

        すごく文章や構成はうまいと思う。
        わかりやすく、的確で、主人公の感じる違和感を象徴するような出来事、物などに
        スポットライトを上手に当てている感じ。

        でもどこか、突き放されたような。
        入り込みにくい感じ。

        主人公たちの孤独は彼らのもので、
        私含め、読者が感じるものとは違うのだろうな、と思う。

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        わたしの彼氏

        0
          評価:
          青山 七恵
          講談社
          ¥ 1,680
          (2011-03-11)

          不思議な感触の小説だった。
          美しい青年、鮎太朗。
          強くて美しい気ままな三人の姉に鍛えられ(?)
          他人とは少し違う感覚で生きる。

          端から見ると、行き当たりばったりに見える彼と
          短いタームで変わる「彼女」との関係。

          瞬間瞬間は、わかる。
          けれど、全体を通じての統一感がなく、
          不思議と読みづらいと感じる本だった。
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          箱庭図書館

          0
            評価:
            乙一
            集英社
            ¥ 1,365
            (2011-03-25)

            乙一さんの作品を読むのはものすごくひさしぶり。
            少しずつつながりのある短篇集、と思っていたら
            あとがきで読者のアイディアをもとにリメイクした作品集と見て驚いた。

            もちろん、作風は完全に乙一さんで、
            一つ一つのアイディアもとても面白かった。
            読者さんが書いたものがどういう形のものなのかはわからなかったけれど、
            やっぱり作家さんの腕はすごいなあと改めて感じた。

            本に没頭するあまり、大量の本に埋もれたり、凍死しかけたりするほどの
            本の虫、潮音。
            彼女の勤める図書館の周辺の物語。
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            だれかの木琴

            0
              評価:
              井上 荒野
              幻冬舎
              ¥ 1,470
              (2011-12-09)

              狂気の序章。
              そこで物語は終了する。
              きっかけなんてそんなものかもしれない。
              自覚もきっとこんなものなんだろう。
              狂っていく彼女を自覚しながらも心で否定する夫。

              新居を構えた親海小夜子。
              夫の光太郎は警備会社の営業をしている。
              学校で新体操をする13歳の娘、かんな。

              新しい駅前で美容院に行った。
              ただの営業メール、担当した山田海斗からの何気ない言葉。
              それになんとなく予感を感じながらメールを返した小夜子。
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              夢うつつ

              0
                評価:
                あさの あつこ
                東京書籍
                ¥ 1,099
                (2009-08-28)

                エッセイと短編小説が一緒になった変わり種作品集。

                ああ、こうやって物語を作っているんだなーという
                創作の裏側がかいま見えて面白かった。

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                この女

                0
                  評価:
                  森 絵都
                  筑摩書房
                  ¥ 1,575
                  (2011-05-11)

                  この難しい内容をよくもこれまで!と驚いた。
                  さすがとしか言いようがない。

                  森さんの長編小説は久しぶりに読んだ気がするし、
                  もともと児童文学出身だから今までの作品は
                  あたたかく、ほんわりとした雰囲気の物が多かった気がするけれど、
                  ここ数年のものはかなりしっかりした大人の小説だと感じる。

                  関西で起こったあの大震災の前。
                  釜ヶ崎で日雇いの仕事をする甲坂礼司の前に
                  神戸大学で文学を学ぶ大輔が現れる。
                  大輔の代わりに課題の小説を礼司が書いたことがきっかけで、
                  ホテルを経営する二谷啓太という男に、彼の妻、結子の人生を小説にしてほしいと頼まれる。
                  報酬は、破格。
                  しかし、なかなかにエキセントリックな結子から
                  彼女の生涯を聞き出すことは困難を極めた。
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                  天地明察

                  0
                    評価:
                    冲方 丁
                    角川書店(角川グループパブリッシング)
                    ¥ 1,890
                    (2009-12-01)

                    漫画版(2012年8月現在で二巻まで刊行)で読み始めて、
                    原作も非常に気になっていたところで運良く図書館で借りられた!

                    沖方さんの最近の本は非常に人気があってなかなか借りられない・・・。

                    天文学者、渋川晴海の一生。
                    御城碁を打つ碁打ち衆の家に生まれ、二代目安井算哲を襲名するも、
                    碁の達者な養子の兄算知の存在もあり、
                    公の場所以外では、保井、渋川の名を使い分ける。

                    この頃は学術というよりは趣味としての存在が大きかった算術、
                    屋敷の敷地に日時計まで作って暦を見る暦術、
                    神道、朱子学、測地にも通じていた多彩な人物。

                    あまりになんでもできるので、この人が最終的に成し遂げたこと、
                    その道が晴海にとって正しかったのかどうかは不明だが、
                    それぞれの道での仲間たちが彼の偉業に力を貸したのは紛れもない事実。

                    非常に面白かった。
                    心優しく、情熱的で、かつ臆病な晴海。
                    ただ史実のままに、ではなく、小説としての肉付けがしっかりしていると感じた。
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                    マリアビートル

                    0
                      久々私の知っている伊坂さんらしい疾走感あふれるストーリー。

                      列車の中に集った「業者」たち。
                      それぞれの目的のためだったが、
                      それが絡みあい、複雑に影響していく。

                      新幹線の中という密室。こういう設定も珍しいような気がする。

                      読後感は、意外にじめじめと残る、不思議な感覚。
                      続きを読む >>

                      たまゆら

                      0
                        評価:
                        あさの あつこ
                        新潮社
                        ¥ 1,575
                        (2011-05)

                        ふわふわとした不思議な感触の物語。
                        この世とあの世の臨界に立つ小さな家。
                        訪れる人を誰彼かまわず暖かく迎え入れる老夫婦。

                        かしょうざん、という名を持つ山の臨界に住む日名子、伊久男。
                        時々必要な物資を運んでくれる吉倉さん以外は
                        地元の人間はその場所によりつかない。
                        訪れるのは、山に癒し、許し、破滅を求めてやってくる。

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