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    • 2013.11.17 Sunday
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    • by スポンサードリンク

    俺俺

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      評価:
      星野 智幸
      新潮社
      ¥ 1,680
      (2010-06)

      ひたすらシュールで、ぽんぽん飛んでいくような展開なのに
      納得させられてしまう不思議な小説。

      好き嫌い別れると思うし、一般向けでは決してないのだけど
      個人的にはすごく好き。面白かった。

      家電量販店で働く、俺、「永野均」。
      昼食で成り行き上盗んだ「檜山大樹」の携帯電話。
      見ず知らずのそいつの母親に電話をすると、あっさり大樹だと信じ込んだ。

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      キャベツ炒めに捧ぐ

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        評価:
        井上 荒野
        角川春樹事務所
        ¥ 1,470
        (2011-09-01)

        小さな町の商店街のなかにある惣菜屋、「ここ屋」。
        お店のオーナーで、実際に惣菜を作っている江子。
        開店当時からの従業員、麻津子。
        従業員募集の張り紙を見てそこで働くことになった郁子。

        アラ還の三人。
        皆独り身だが、彼女たちの性格も抱える事情も様々。

        料理が素朴でとても美味しそう。
        性質の全く違う彼女たちのやり取りは面白い。
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        オーダーメイド

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          評価:
          甘糟 りり子
          幻冬舎
          ¥ 1,365
          (2011-10-06)

          直接的な行為が描かれている量はそんなに多くないのに、
          ひどく官能的な小説。

          お金に困っていた麻穂。
          金回りの良かった時期に買い揃えた様々なものを売り払い、
          孤独を紛らわす友人もおらず、
          途方にくれていた彼女に岸部という男から胡散臭い仕事を持ちかけられる。

          どこにも発表しない官能小説を書いて欲しい。
          短編一本につき原稿料百万円。
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          本日は大安なり

          0
            評価:
            辻村 深月
            角川書店(角川グループパブリッシング)
            ¥ 1,680
            (2011-02-26)

            すごく面白かった!

            六輝、大安。
            その日に人気な行事といえば、もちろん結婚式。
            結婚式で人気のホテル、ホテル・アールマティ。
            最高の日、二人の門出を祝うめでたい日・・・のはず。

            すべてが様々な理由を抱える難解な式。
            スタッフ、出席者、主役。
            絡まり合う思惑、期待、あらかじめ決められたプラン。

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            チーズと塩と豆と

            0
              評価:
              井上 荒野,江國 香織,角田 光代,森 絵都
              ホーム社
              ¥ 1,365
              (2010-10-05)

              西欧が舞台の、料理が中心にある短編アンソロジー。

              「神さまの庭」 角田光代
              「理由」 井上荒野
              「ブレノワール」 森絵都
              「アレンテージョ」 江國香織

              大好きな女性作家さんばかり。
              わざと集めたのかわからないけれど、
              全体に漂う雰囲気がすごく似ている。
              全ての作品を同じ人が書いたという前提で読んだら気づかないと思う。

              もちろん知りながら読んだから、それぞれの癖みたいなものがみえるけれど。
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              オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ

              0
                オール・マイ・ラビングのつづき。

                さらに人数が増えた、しかし相変わらずな堀田家。
                もう登場人物多すぎて朝の会話がカオスだよ。

                今回のテーマは生と死かな。
                花陽、研人ら子供達の未来、
                しゃべり始め、個性が出てきたかんなちゃん、鈴花ちゃん
                それとは対照的にいよいよの時が迫る勘一の妹、淑子。
                続きを読む >>

                こいわすれ

                0
                  評価:
                  畠中 恵
                  文藝春秋
                  ¥ 1,470
                  (2011-09-28)

                  うわー、切ない!
                  この展開になるとは正直全く予想していなかった。

                  こいしりの続き。

                  町の様々な問題を解決、裁定する町名主の跡取り、麻之助
                  麻之助の幼馴染で亡くなった父の後をついで町名主になった美男、清十郎
                  同じく幼馴染の生真面目堅物な見習い同心、吉五郎
                  そして、前作で麻之助の妻となったお寿ず。

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                  東京観光

                  0
                    評価:
                    中島 京子
                    集英社
                    ¥ 1,470
                    (2011-08-05)

                    ごった煮、という印象を持った。

                    不思議な感触の短篇集。
                    それぞれの話に統一性はなくて、雰囲気も様々。
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                    赤絵そうめん―とびきり屋見立て帖

                    0
                      とびきり屋シリーズ第三弾。
                      ええもんひとつの続き。

                      相変わらず仲良し夫婦の真之介とゆず。
                      とびきり屋も順調に商いを続けている。

                      明の時代の焼き物、赤絵。
                      華やかな図柄、色彩を用いた「いいもの」

                      銅屋が質のいい赤絵を一度に五十売りに出すことになり、
                      二人はなんとしてもそれを手に入れようとする。
                      が、そこにゆずの父、からふね屋善右衛門がからんでくる。
                      続きを読む >>

                      とにかくうちに帰ります

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                        津村さんの文章が好きだ。
                        淡々としているんだけど、ああわかる、っていう描写が上手で
                        すごく怒ったり、悲しんだり逆に喜んだりっていうわかりやすさはないのだけど
                        日常ってこういうものだよなあっていうリアルさと暖かさ。

                        職場の作法(内に短編4つ)、バリローチェのファン・カルロス・モリーナ、とにかくうちに帰りますの三編(?)

                        続きを読む >>


                        PR
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