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評価:
高野 和明
講談社
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(2002-08)
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おもしろかった!
読んでいない高野さんの本だというだけで借りてきて、
読む段階でタイトル見てこれは怖いかスプラッタ系かな・・・とちょっとひるんだんだけど
(実際悲惨系なのは間違ってなかった)
しっかりユーモアとか物語自体のおもしろさがそれを上回った。
八神俊彦。三十二歳の悪党面の男。
実際何度か警察の世話になっている紛れもない悪党の類。
しかし、彼は生まれ変わろうとしていた。
そのきっかけとなろうとしているのが骨髄提供という善行。
しかし、彼は追われることになった。
部屋を交換していた島中の異様な死体。
同じ頃発見されていた別の死体。
重要参考人として警察から、
正体も理由もわからないままある団体から、
それでも明日に迫った入院のため、八神は逃げ、病院に向かった。