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    • 2013.11.17 Sunday
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    • by スポンサードリンク

    パスタマシーンの幽霊

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      評価:
      川上 弘美
      マガジンハウス
      ¥ 1,470
      (2010-04-22)

      好き嫌いが分かれる本だと思うけど、
      個人的にはとても好きな感触の本。

      初期の川上さんっぽい雰囲気の内容、文体。
      ふわっとしていて、たまにどこかに飛んでいく。

      短編集。
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      要介護探偵の事件簿

      0
        評価:
        中山 七里
        宝島社
        ¥ 1,500
        (2011-10-07)

        さよならドビュッシー」のスピンオフ?
        文庫版では「さよならドビュッシー 前奏曲」という名前になっているらしいけど、
        これはこれで全く別の話だと思うんだけどなあ・・・。
        ただ、「さよならドビュッシー」を先に読んでおいたほうが確実に面白いとは思う。

        香月玄太郎。
        車椅子に乗った癇癪持ちの口が悪い爺さま。
        敵は数え切れないほどだが、その分裏表なく人間味あふれる彼を慕う人間も多い。
        介護士の綴喜みち子との丁々発止が面白い。
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        気分上々

        0
          評価:
          森 絵都
          角川書店(角川グループパブリッシング)
          ¥ 1,575
          (2012-03-01)

          短編集。

          さくさく読めて、気楽な本だったけれど、
          ほとんど印象に残らない。
          ショート・ショートに近いかな。
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          決起! コロヨシ!!2

          0
            評価:
            三崎 亜記
            角川書店(角川グループパブリッシング)
            ¥ 1,785
            (2012-01-31)

            コロヨシ!!の続き。

            うーーーん、正直残念だった。
            「コロヨシ!!」は本当に面白くて、第二弾楽しみにしていたんだけど、
            まさか二冊目で完結?させてしまうとは想定外。
            世界が一気に広がりすぎて、展開も速すぎて、ついていけない感じがした。

            進級し、掃除部の主将となった藤代樹。
            全国大会に出場した樹は三位にくい込む大健闘を果たし、
            全国的に彼は有名になる。
            同じく全国大会に出場した高倉偲はそのまま姿を消し、
            直轄校に転校し、その大会で優勝した大介とも距離が離れ、
            さらには寺西顧問も樹の前からいなくなった。
            代わりに掃除部を目の敵にしてきた牧田先生が顧問につくことになった。
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            最果てアーケード

            0
              評価:
              小川 洋子
              講談社
              ¥ 1,575
              (2012-06-20)

              なんだかよかった。
              いつもの小川さんらしい文体を残しながらも、
              中身は体温の通った人間の話。
              今までの作品はどこか人間が人形のようであることが理想という雰囲気を感じたけど、
              これは違う。
              行間にちゃんと感情を読み取れる。

              小さなアーケード。
              そこで店を開く店主たち。
              アーケードで生まれた少女は飼い犬のべべとそこで過ごす。
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              傷痕

              0
                評価:
                桜庭 一樹
                講談社
                ¥ 1,680
                (2012-01-12)

                二十世紀に誕生した偉大なるポップスター、キング・オブ・ポップ。
                五十一歳で突然亡くなった彼が残した十一歳の娘、傷痕(キズアト)。

                「マイケル・ジャクソンに捧げる」という感じの内容。
                少しずつ作り物だけど、大筋はほぼ彼の一生そのまま。

                あまりに大きな存在。
                そんな彼を追いかける人間、
                世間から隔離された傷痕。
                崇拝し、翻弄された人間。

                これが純粋なフィクションなら、とてもおもしろいと思うのだけど、
                あまりに事実に沿いすぎているために、
                これくらいの内容のことは本当にあるのだろうと思ってしまう。
                フィクションじゃなく、ドキュメンタリーのほうが面白いのでは、なんて。
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                マリッジ・インポッシブル

                0
                  花のようする」がなかなか面白かったので、また藤谷さんの本を読んでみた。

                  この本は、軽い!軽やかで、笑いに富んでいて、ポップ。
                  文体も全く違う。すべて口語。

                  結婚を目指し、でも仕事も大切。
                  出会って、失敗して、またトライして、そんななか周りでも色々あって。
                  嫌なことも含めて楽しく、明るく共感できるような本だった。
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                  人質の朗読会

                  0
                    評価:
                    小川 洋子
                    中央公論新社
                    ¥ 1,470
                    (2011-02)

                    なつかしい感じがした。

                    随分昔から小川さんの本は好きで読んでいるのだけど、
                    これは本当に「小川さんらしい」本。
                    冷たくて、静かで、変化ではなくて永遠の沈黙を求める。

                    一つ一つの物語は語られっぱなしとはいえ完結するのだけど、
                    大筋はあるようで、ない。
                    その形もめずらしいが、最後はすこし不完全燃焼な気分になる。
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                    桐島、部活やめるってよ

                    0
                      面白かった。

                      中学、高校生たちのリアルな日常、考え。
                      目に見えぬ空気に支配され、
                      無言のヒエラルキーに屈する。
                      だからといって彼らが同じような人間であるわけもなく、
                      それぞれの抱える悩みや問題があり、そうそうそれを口にすることもない。

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                      神変―役小角絵巻

                      0
                        評価:
                        山本 兼一
                        中央公論新社
                        ¥ 1,785
                        (2011-07)

                        歴史物?とは少し違うような。
                        今までの山本さんの作品とは少し毛色が違う。

                        日本が「国」になる直前の物語。

                        とても面白かった。
                        文章はかたいのだけど、読みやすく、
                        続きは続きは、とどんどん読み進めてしまう。
                        強い力を持つためにはそれなりの修行が必要なのだろうけど、
                        今の時代にはここまで自分を追い詰めるような人間はもういないんじゃないか。
                        人ならぬ力を手に入れた小角でさえ、ひどく人間らしい。
                        人間はどこまで行っても人間なのだなあと感じた。
                        続きを読む >>


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